LCL

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LCLエル・シー・エルとは、「Less Than Container Load」の略です。
コンテナを複数の荷主(Shipper=荷物を送る人)でシェアすること、またはそのサービスです。
自分の荷物がそれほど大きくなく、コンテナ1つ分に満たない場合にコンテナ1個丸々使って荷物を送るのは高くついてしまいます。
そこで、別の荷主と1つのコンテナをシェアします。これを混載と言います。

逆にコンテナ1つ丸々使うことを、FCLエフ・シー・エルと言います。
これは「Full Container Load」の略です。
FCLの場合は、もちろん料金が高くつきますが、他の荷物と混載にならないため、手続きがスムーズに進みやすいです。またコンテナ内で貨物同士がぶつかったり、損傷が及ぶ可能性が少ないのがメリットです。

LCLの方が一般的に料金が安いのですが、条件によってなんとLCLの方が料金が高くなることがあります。これは送る荷物、送る港などによります。LCLは混載のため、FCLより時間がかかったり、損傷リスクも高くなります。「安いと思ってLCLにしたら、逆に高くなった・・・。」ということにならないように相手方、荷受人(Consignee=荷物を受け取る人)にしっかり確認が必要です。